赤・青・黄の三人組によるコント(お笑い劇)の台本です。舞台や発表会などでご自由にお使いください。
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# コント『信号機のオーディション』
### 【登場人物】
* **レッド(赤)**:リーダー的存在。熱血漢でプライドが高い。常に中央に立ちたがる。
* **ブルー(青)**:クールで知的。だが、どこか抜けている。「進め」の役割に誇りを持っている。
* **イエロー(黄)**:お調子者でマイペース。優柔不断。「注意」という中途半端な立場に悩んでいる。
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### 【本編】
**(舞台は静かなオーディション会場。パイプ椅子が3つ並んでいる。上手から3人が並んで登場。立ち位置は左からブルー、レッド、イエロー)**
**レッド**:「よし、ついにこの日が来たな。俺たち『色の三原色』…あ、いや、『信号機スリー』の運命を決めるオーディションだ!」
**ブルー**:「(冷静に)レッド、落ち着け。今回は『新しい交通システムのメインカラー』を決めるオーディションだ。選ばれるのは1人だけかもしれないぞ」
**イエロー**:「えー!3人一緒じゃないのぉ? やだなぁ、僕一人じゃ何も決められないよ〜」
**レッド**:「フン、弱音を吐くなイエロー! 信号機の主役と言ったら、この俺『赤』に決まっている。何しろ『止まれ』だからな。命を守る一番大事な色だ!」
**ブルー**:「(鼻で笑う)おいおい、レッド。車を動かしているのは誰だ? 俺だよ、俺。『青(進め)』がいなければ、世界中の車は一歩も前に進めない。つまり、社会を回しているのは俺だ」
**イエロー**:「あのさぁ…2人ともカッコよくていいよね。僕なんて『黄色(注意)』だよ? 『黄色は急いで渡れ』って思ってる人多いけど、本当は『止まれ』だし…なんか中途半端でさぁ…」
**レッド**:「おい、ネガティブになるなイエロー! お前のおかげで、俺の『赤』が引き立つんだからな!」
**イエロー**:「それ褒めてないよね!?」
**(効果音:ピンポンパンポン♪ 天の声がスピーカーから聞こえる)**
**天の声**:「それでは、オーディションを開始します。自己アピールをどうぞ」
**レッド**:「(一歩前に出て、ポーズを決める)はいッ! エントリーナンバー1、レッドです! 私の強みは圧倒的な制動力! 私がパッと光るだけで、どんな暴走トラックもピタッと止まります。私の辞書に『事故』という文字はありません!」
**ブルー**:「(一歩前に出て、スマートに)エントリーナンバー2、ブルーです。私は効率化を好みます。私が光れば、人々は笑顔で目的地へ向かう。つまり、私は『自由と未来への架け橋』なのです。あと、名前は『青』ですが、実際はちょっと緑っぽいところも、ミステリアスで人気です」
**イエロー**:「(おどおどしながら前に出る)あ、あの…エントリーナンバー3、イエローです。僕の特技は…『みんなを焦らせること』です! 僕がチカチカすると、みんな急に走り出したり、アクセルを強く踏み込んだりします! スリルを提供できます!」
**レッド**:「(イエローの頭をはたく)バカ野郎! 一番ダメなアピールだろそれ! 事故誘発してどうする!」
**イエロー**:「だってぇ! 他にやることないんだもん!」
**天の声**:「なるほど。では、実践テストを行います。テーマは『歩行者がスマホを見ながら渡ろうとしている時』。それぞれの対応を見せてください。まずはブルーから」
**ブルー**:「了解です。(すっと構えて)…青信号点滅! …からの、歩行者が気づかない? ならば、私の青い光で、スマホの画面にブルーライトを照射! 疲れ目を誘発させて、フッと顔を上げさせます!」
**レッド**:「回りくどいよ! あと健康被害が出そう!」
**天の声**:「次はレッド、どうぞ」
**レッド**:「はい!(仁王立ちになり)…赤信号!!(大声で)コラァーー!! スマホを見るなーーー!! 命を大切にしろーーー!!」
**ブルー**:「お前、それただのうるさいおじさんだろ。色関係ないじゃないか」
**レッド**:「(ぜぇぜぇ息を切らしながら)…熱意だ。ハートで止めるんだ!」
**天の声**:「では最後に、イエロー」
**イエロー**:「え、ええっと、スマホ見てる人ですよね…? よし!(体を左右に激しく揺らしながら)黄色! 黄色! 黄色! あ、赤になるよ! 青でもないよ! どっちだと思う!? ほら、3、2、1…はい赤でしたーーー!!」
**ブルー**:「カウントダウンすな。クイズ番組か」
**イエロー**:「でも、みんな見るでしょ?(ドヤ顔)」
**レッド**:「まあ、確かに気にはなるけどな…」
**(効果音:ピンポンパンポン♪)**
**天の声**:「審査の結果を発表します」
**3人**:「(ゴクリと唾を飲み込む)」
**天の声**:「今回のオークションの合格者は……『全員不合格』です」
**3人**:「ええええええーーーー!!!」
**レッド**:「なぜだ! 俺たちの誰が欠けても、交通ルールは成り立たないはずだ!」
**天の声**:「はい。今回は『新しいLED信号機』の募集だったのですが、皆さん個性が強すぎて、協調性が全くありません。これからは、もっとシンプルで、AIが自動で判断する『超スマート無色透明センサー』を導入することにしました」
**ブルー**:「(ショックを受け)無色透明…俺たちの存在意義が…」
**イエロー**:「色のない世界なんて、白黒テレビじゃん…」
**レッド**:「…待て。まだ諦めるな。俺たちには、信号機以外にも輝ける場所があるはずだ!」
**ブルー**:「場所? 例えば?」
**レッド**:「カレーの辛さ表記(甘口・中辛・辛口)とか!」
**イエロー**:「あ、僕、中辛担当だ! 一番売れるやつ!」
**ブルー**:「私は甘口ですか…まあ、子供に人気なら悪くない」
**レッド**:「俺は激辛だ! 胃袋を破壊してやる!」
**ブルー**:「だから、加減を覚えろと言っているんだ。…じゃあ、他には?」
**イエロー**:「あれは? ヒーロー戦隊の『ゴレンジャー』!」
**レッド**:「おお! 俺はもちろんレッド!」
**ブルー**:「私はクールなブルーだな」
**イエロー**:「僕はカレー大好きイエロー!」
**レッド**:「よし、決まりだ! 早速テレビ局に売り込みに行くぞ!」
**ブルー**:「しかしレッド、戦隊ヒーローは『5人』必要だぞ。あと2人はどうする?」
**レッド**「あ……」
**(3人、顔を見合わせて沈黙する)**
**イエロー**:「グリーンとピンク…募集中です!」
**レッド・ブルー・イエロー**:「(客席に向かって)よろしくお願いします!」
**(3人、ポーズを決めて暗転)**
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**【幕】**